2021/8/18:氷川丸(神奈川県横浜市中区)


氷川丸は日本郵船が1930年に竣工させた貨客船です。氷川丸の船名は埼玉県にある氷川神社に由来し、船内の神棚には氷川神社の御祭神が祀られています。

近代化政策の一環で、日米間を多くの乗客を乗せて往復しました。秩父宮殿下妃殿下や世界の喜劇王チャップリンも乗船したと言われています。

戦時中は海軍特設病院船として運用されました。氷川丸は強運の船と呼ばれています。それは終戦までに3回もの触雷があったにもかかわらず沈没せず、戦時中も戦闘機からの銃撃、潜水艦との遭遇からも行き延びてきました。

戦前の日本を代表する大型貨客船で唯一現存しており、2016年に国の重要文化財に指定されました。

今では横浜のシンボルとして山下公園に係留されています。

大倭協会では、関西だけにとどまらず、日本全国、そして世界各国を訪れ、現地の方とも交流し、その地域の文化、歴史、技術、取り巻く様々な環境を実際に肌で感じ、広めていくことを使命としています。

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