2022/1/21:愛国駅(北海道帯広)


1897年に福井県からの集団入植が行われる前の幸福町周辺は、
アイヌ民族により「サツナイ」と呼ばれる地域でした。
尚、サツナイとは「乾いた川」を意味し、近隣を流れる札内川を指します。

入植者は、この「サツナイ」に「幸震」という漢字を充てたようです。

「ナイ」が「震」になった理由は、
古語で地震のことが「なゐ」と言われていたことに由来します。

その後、福井県からの入植者が多いことから、
この地域の集落名を「福井」の一字を充当して「幸福」と名付け、
現在の「幸福町」に至ります。

鉄道駅としての歴史は浅く、1956年(昭和31年)8月、
現在の幸福駅に仮乗降場が設置され、3カ月後の11月1日に駅として運営を開始しました。

しかし、広尾線自体が赤字路線であり、度重なる廃線論議の末、
とうとう1987年(昭和62年)2月2日をもって広尾線が廃線。
幸福駅の鉄道駅としての活動は、約21年足らずで終止符を打ちました。

鉄道駅としての寿命は短かいものでしたが、存続を求める声が多かったため、観光ポイントとして新たに再整備され、人々へ幸福をおすそ分けする『観光駅』として再出発しました。

大倭協会では、関西だけにとどまらず、日本全国、そして世界各国を訪れ、現地の方とも交流し、その地域の文化、歴史、技術、取り巻く様々な環境を実際に肌で感じ、広めていくことを使命としています。

またその活動を通し、メンバー同士の絆を深め、ビジネス面でもメンバー同士高めあっていける環境を目指しています。

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