札幌市資料館は、大正15年(1926)に札幌控訴院として建てられた建物です。
札幌軟石を使った建物としては全国的にも貴重なものであり、令和2年(2020)12月23日に国の重要文化財に指定されました。
昭和48年(1973)11月3日、裁判所の移転に伴い札幌市資料館として開館しました。
開館当初は、札幌オリンピック関係の資料や札幌にゆかりのある文学関係の資料を展示していましたが、
館内で歴史展示室および郷土史相談、市史編さんなどを行ってきた文化資料室が移転したことから、平成18年、控訴院時代の法廷を復元した「刑事法廷展示室」を設置しました。
さらに平成27年には、「まちの歴史展示室」と札幌国際芸術祭に関する「SIAFラウンジ」、「SIAFプロジェクトルーム」を設置しました。そのほか、「おおば比呂司記念室」や貸室として「ミニギャラリー」、「研修室」があります。