大正15年(1926)に建てられた、旧日本銀行函館支店の建物を利用している
「函館市北方民族資料館」。
北海道と関係の深いアイヌ民族を中心に、北方民族の暮らしや文化について紹介しています。
市立函館博物館旧蔵資料をはじめ、
函館が生んだ考古学・民俗学の権威である馬場脩氏や児玉作左衛門氏が収集した資料を展示。
貴重な資料も多く、国の重要有形民俗文化財に指定されているものもあります。
伝統的な文様の刺繍や彫刻を施した衣装や
生活用具、大陸との交易を示す山丹服(蝦夷錦)、
アリュートの皮舟「バイダルカ」など、興味深い展示資料が揃っています。
大正末期に小樽が
「北のウォール街」
と呼ばれるまでは、
函館が北海道随一の金融街であり、繁華街であったため、周辺には銀行建築を生かした建物が今も数多く残っており、
伝統的建築物やアイヌに興味のある方は是非。