2023 2/11 曹洞宗大本山永平寺 福井県吉田郡


曹洞宗には、大本山が2つあります。

ひとつは福井県にある大本山永平寺であり、ひとつは横浜市にある大本山總持寺。

これを両大本山といいます。

両大本山は曹洞宗寺院の根本であり、信仰の源であります。

大本山の住職の正式な呼び方は貫首といい、「禅師さま」と親しくお呼びしております。

大本山永平寺は1244年、道元禅師が45歳のとき、波多野義重公の願いによって、越前(福井県)に大仏寺を建立し、2年後に永平寺と改められたことに始まります。

深山幽谷の地にたたずむ山門、仏殿、法堂、僧堂、庫院、浴室、東司の七堂伽藍では、修行僧が道元禅師により定められた厳しい作法に従って禅の修行を営んでいます。

昭和2年生まれ

曹洞宗宗議会議員、曹洞宗参議、大本山永平寺副貫

大本山總持寺は1321年、瑩山禅師が58歳のとき、能登(石川県)の諸嶽寺を定賢律師譲られ、これを禅院に改めて諸嶽山しょがくさん總持寺と名づけたことに始まります。

1898年に七堂伽藍を焼失し、1911年に能登から横浜市鶴見へ移りました。なお、旧地は總持寺祖院そいんとして再建され、地域の信仰を集めて今日にいたっています。


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